消防行政
住宅用火災警報器について
住宅用火災警報器の設置が義務付けられています。
平成23年6月1日から、すべての住宅に住宅用火災警報器の設置が義務付けられています。
住宅用火災警報器の効果は?
住宅火災における被害状況を分析したところ、住宅用火災警報器が設置されている場合は、設置されていない場合に比べ、死者数及び焼損床面積は半減、損害額は約4割減という結果となりました。(総務省消防庁公表データより)
出典:総務省消防庁 「住宅用火災警報器Q&A~どのくらい効果があるの?~」より
(http://www.fdma.go.jp/html/life/yobou_contents/qa/)
設置しなければならない箇所
- 寝室
寝室として使用するすべての場所
- 2階建て以上の階段
白河地方広域市町村圏消防本部では、台所に義務はありませんが火災発生のおそれが大きい場所ですので推奨しています。
出典:一般社団法人 日本火災報知機工業会 「市町村条例別の設置場所一覧~白河地方広域市町村圏消防本部~」より
(https://www.kaho.or.jp/pages/keiho/areamap/areamap.html?prefcode=07)
住宅用火災警報器には「単独型」と「連動型」があります。
- 単独型
火災を感知した住宅用火災警報器だけが警報を発します。
- 動型連
火災を感知した住宅用火災警報器だけではなく、連動設定を行っているすべての住宅用火災警報器が火災信号を受け警報を発します。
個別に鳴動するタイプの住宅用火災警報器を設置すると、ほかの部屋に設置された住宅用火災警報器は鳴りませんが、「連動型」であれば設置されている部屋すべてで住宅用火災警報器が鳴ります。
補助警報装置
高齢者の方、目や耳の不自由な方には、音や光のでる補助警報装置の増設をおすすめします。
出典:総務省消防庁 「住宅用火災警報器Q&A~色々種類があるようだけど?~」より
(http://www.fdma.go.jp/html/life/yobou_contents/qa/)
取付位置
- 天井取り付けの場合
住宅用火災警報器の中心を壁から60センチメートル以上離します。
- はりなどがある場合の取り付けは・・・
住宅用火災警報器の中心をはりから60センチメートル以上離します。
- 壁取り付けの場合
天井から15~50センチメートル以内に取付可能です。
- エアコンなどの吹き出し口付近の取り付けは・・・
換気扇やエアコンなどの吹き出し口から1.5メートル以上離します。
出典:一般社団法人 日本火災報知機工業会 「住宅用火災警報器について~実際に取り付けてみよう!~」より
(https://www.kaho.or.jp/pages/keiho/page-keiho-03-02.html)
住宅用火災警報器の購入は?
お近くのホームセンターや家電量販店及び消防用設備取扱店で購入できます。価格はメーカー、種類、性能等により異なります。
住宅用火災警報器は適切な維持・管理に努めましょう
住宅用火災警報器は電池が切れると作動しなくなります。定期的に点検ボタンを押すか点検ひもをひっぱり、作動確認を行ってください。
なお、次の場合には必ず作動確認を行ってください。
- 初めて設置したとき
- 汚れなどの掃除をしたとき
- 設置場所を変更したとき
- 故障や電池切れが疑われるとき
- 長期留守にしたとき
- 電池の交換をしたとき
出典:総務省消防庁 「住宅用火災警報器Q&A~お手入れは必要なの?~」より
(http://www.fdma.go.jp/html/life/yobou_contents/qa/)
住宅用火災警報器の交換
住宅用火災警報器の耐用年数は概ね10年と言われており、電子部品の寿命などによる故障や電池切れにより、火災を感知できなくなる可能性が高まることから、各メーカーでは設置後10年が経過したら新しい機器に交換することを推奨しています。
ご自宅の住宅用火災警報器の設置時期については、設置するときに記入した設置年月日か本体に記載されている製造年を見て確認し、10年を目安に新しい機器に交換することをお勧めします。
住宅用火災警報器10年経ったら取り替えましょう!!パンフレット(PDF)(新しいウインドウで開きます)
出典:一般財団法人 日本防火・防災協会 「住宅防火に関するパンフレット等」より
(http://www.n-bouka.or.jp/materials/index.html)
住宅防火いのちを守る10のポイント~4つの習慣・6つの対策~
4つの習慣
- 寝たばこは絶対にしない、させない。
- ストーブの周りに燃えやすいものを置かない。
- こんろを使うときは火のそばを離れない。
- コンセントはほこりを清掃し、不必要なプラグは抜く。
6つの対策
- 火災の発生を防ぐために、ストーブやこんろ等は安全装置の付いた機器を使用する。
- 火災早期発見のために、住宅用火災警報器を定期的に点検し、10年を目安に交換する。
- 火災の拡大を防ぐために、部屋を整理整頓し、寝具、衣類及びカーテンは、防炎品を使用する。
- 火災を小さいうちに消すために、消火器等を設置し、使い方を確認しておく。
- お年寄りや身体の不自由な人は、避難経路と避難方法を常に確保し、備えておく。
- 防火防災訓練への参加、戸別訪問などにより、地域ぐるみの防火対策を行う。
出典:総務省消防庁 「住宅防火いのちを守る10のポイント」より