消防行政
ハチにご注意ください。
夏はスズメバチやアシナガバチの繫殖期であり、7~9月は特に攻撃性が高まるため、ハチ刺され被害に注意が必要です。当広域管内においても、令和元年は22件、令和2年は17件、令和3年は20件のハチ刺されによる救急要請が発生しており、そのほとんどが7~9月に集中しています。屋外で活動する際には、ハチの巣を刺激しないことや肌の露出を控えるなどの対策が必要です。
もし、ハチに刺された場合には…
1 静かにその場から離れる。
2 流水で刺された箇所を洗う。
3 針が残っていればそっと抜く。
4 刺された箇所をよく冷やす。
※毒を口で吸いだすのは危険ですので絶対に行わないでください。
ハチ刺されの危険な症状の一つに「アナフィラキシーショック」というものがあります。
アナフィラキシーショックとは、短時間で全身に現れる激しいアレルギー症状のことです。
アレルギーの原因物質に触れてから、数分~数十分の間に発症し、血圧低下や意識障害などの生命を脅かす危険な状態になることがあります。
ハチに刺され、次のような症状がみられた場合には、アナフィラキシーショックが疑われるため、早期に病院を受診するか、救急車を要請しましょう。
・呼吸が苦しくなる。
・意識がなくなる、朦朧とする。
・全身に発疹や発赤が出る。
・激しい下痢や嘔吐。
また、たくさん刺されてしまった場合や、過去にハチに刺され体調が悪くなった経験がある方は、
症状がない場合でも念のため病院の受診や救急車を要請するようにしましょう。
夏休みに入りますと、プールやキャンプなど、屋外での活動も増えますので、ハチに気をつけて野外活動を楽しみましょう。